2018年07月06日
7月1週目 八丈島 神湊漁港&藍ヶ江港

家族旅行で初めて八丈島に行くことに。
釣りではないので、釣船や渡船には今回は乗らない。
でも、もしかしたら妻と子が眠っている間に港や地磯から釣り糸を垂らすチャンスがあるかもしれないと思い、念のため釣道具を持って行った。

荷物の9割が釣道具
1日目。
八丈島に着いてからは観光をしつつ、良さそうなポイントを探す。

垂土。奥に見えるのが神湊。
ホテルからも近いし雰囲気も良かったので今夜は垂土に決定。
波の被りやすい場所や満潮時の海面の位置、釣れそうな地形やポイントを妻に悟られないよう必死に頭に叩き込む。

うめぇ…スーパーの鮮魚のレベルを超えている。
そして待望の夜。
垂土に到着したが、暗すぎる。
キングオブ闇磯。
30分程様子を見たが、これは死ぬかも。
たまに来る足元を洗う波の厚さが半端ない。
チャランボもないし、うねりが見えず危険。
昼間に下見したポイントは全滅だったので引き波で海中に攫われないゴロタ場で釣りを始めた。
ナス重り単体で根の位置とブレイクをざっくり探っていると、案の定足元を洗われる。

※イメージです
ムリ。超コワイ。星がキレイ。
ここで心折れたため、神湊漁港へ移動。
出船準備している漁師の方が「先端まで行って大丈夫だよ。フェリー着き場は釣りすると怒られるかも。」と教えてくれたのでジグヘッド&ワームで様子を見る。



ライトで覗くとイシガキフグ、クサフグ、ゴンズイ、シマダイ。底には大量のガンガゼ。
あれ?ここは三崎港?
とか一人で呟いていると「ぶっぱっ」って聞こえてビクッとなる。

ウミガメだ!
やっぱ三崎港じゃなかった!
てか、いっぱいいるわ。
本牧市民公園のアカミミガメ位の割合でいるわ。
すげー。息継ぎしに水面に出るときに「ぶっぱっ」って聞こえる。
かわいーなウミガメ。デカイな。
そんなこんなでこの日はウミガメ観察して納竿。

アオリの子供もおる
2日目は、家族で朝から島内を観光。

「和美ーーー!!(牛の名前)」
妻の冷たい視線をかわしつつ、牛の名前を叫ぶ牧場の旦那に釣り場の情報をおねだりする。
「藍ヶ江港がいいんじゃない?台風の度に被害が出て、港として使われてないから魚は多いよ。温泉もいっぱいあるし。」

藍ヶ江港
というわけで海辺の散歩と言う名の釣り場偵察に立ち寄ると藤沢在住の上物師が一人。30年以上この港だけに通っているらしい。
話を聞くと全然ダメとのこと。
ただ、私は知っている。八丈島で釣りをする上物師のダメはレベルが違う事を。
木っ端は魚として扱われない。ショゴは泳がせの餌なのだ。
ので、とりあえず湾内でキャストしてみた。


メッキとショゴが入れ食い。
あれ?ここは三崎港?
とショゴの引きをお楽しみ中の4歳の娘に呟いていると、また「ぶっぱっ」って聞こえる。
そこで八丈島にいる事を思い出す。
あまりにも沢山釣れるからアラナベに自慢すべく、昨日の釣果と共に画像を送りつける。

三崎じゃねーよ。
明日は最終日、これだけ魚が入ってるなら何かが起こる事を期待して、明日の朝マズメはここに決めた。
3日目、家族が寝静まったAM3時にホテルを出発。
レンタカーのラジオからW杯の実況が聞こえて来るが、朝マズメが楽しみすぎて耳に入ってこない。もうゴール(藍ヶ江港)しか見えない。
釣り場に着き、昨日上物師がいた場所からスタート。
ショゴショゴショゴショゴショゴ。
あとコイツ。

どうしようか悩んでいたら、昨日の上物師が登場。
色々教えていただき、ポイントを絞る。
沖のサラシにジグを投げ込み、フォール中にカンパチらしき当たりがあったが一瞬で根に突っ込まれぶった切られる。
悔しいので同じラインをもう一度誘うとウミガメがヒット…おもてぇ。
ここでは良くあることらしく、釣師の邪魔者として扱われているらしい。
横浜のもやしっ子としては、全然寄ってこないしなんか心が痛いので一生懸命竿を振って外した。
いつの間にか現れた近くの温泉を営む底物師の旦那に、ウミガメは食うんですか?って聞いたら
「くわねぇよ、昔は食ってたけどなぁ。あと、アオブダイもマズイから食わん。」
と、さりげなくアオブダイも悪口を言われていた。

上物師もウミガメヒット。
結局3人でくっちゃべり、気がつけば6時。
ホテルの朝食が8時なので、あと1時間半がリミット。
このままではロクな魚も釣れないまま終わりそうだったので、湾の東側にあるテトラ帯に移動しジグをシャクる。

口太グレ 45cmUP
やっと釣れたまともなサイズの魚がなぜ口太?
イマイチ釈然としないが、あくまで家族旅行だし満足。
最後は港内でショゴと遊んで納竿。

Dコンで1キャスト1ヒット。とにかく濃い。
以下自分用
・今回のタックル
ブリーデン93PE special 0.4号 6lb
必要に応じて先糸12lb&20lb
セフィアc3000
25〜28gメタルジグ
Dコンタクト72
シーバス用トップルアー
1.5&7〜15gジグヘッド
ワーム各種
・必要と感じたもの
洲崎沖ヒラマサクラス用のライトキャスティングタックル長め(ジグ、TOP、泳がせ兼用)
泳がせは200m位出すとサイズが上がるようなので、TOP流しアリ。
今回使用したライトタックル+0.8号
キロアップハタ類メインなら汎用性を下げても1クラス強いものを。
いずれもジグは消耗率が高く、ストックが少ないと攻めきれないため多めに
アカハタ類もワームではなくジグの方が流れや手返し的に使用頻度が高そう。
サラシにサスペンドステイは無理。
足場高く、堤防なら落しタモ。磯なら6m以上必須。兼ねるなら7m。ウミガメが釣れるためギャフはNG。
遊び用にサビキ。
あとは餌木、4.5号基準。
八丈島滞在3日、合計釣行時間8時間ほどの短い時間だったけれど、次回来る機会があったらもう少しまともな勝負ができるかもしれない。
谷坂
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